匠's Blog

MAZDA FD3Sドライカーボンドア

Attack筑波でも展示させて頂きましたが

改めて製作記録と製品詳細の紹介です。

敢えて内張り、ガラスレギュレーター等々装着可能な純正タイプで製作

理由として、

①プリプレグ(ドライカーボン)の純正タイプが世の中に無いこと(無いと思われる)

②細い窓枠フレームをプリプレグだとどれだけ剛性カバー出来るのだろうか?

まぁ、そんな理由で始めたんですが、、、

型をどう作るか?の検討段階で挫折

純正ドアの構成を見る限り、複雑でかなり面倒

にらめっこすること数ヶ月。結局悪い癖で面倒物は後回し、、、

製作決心したのが去年のAttack筑波(ベースは数年前に青木さんから提供頂いていた)

で、結局にらめっこ止めて着手開始が2023.10月13日

決心してから8ヶ月も経って….今年のAttack筑波迫ってんじゃん….

流石に着手しないと「間に合わない」って現実に直面し

提供頂いたドア洗ったさ。

まぁ凹みや塗装劣化、保管時のサビがあったのでオートレスキューIZUのアントンさんに

「不要なドアありますか?」と聞いたところ快く余剰ドアを譲ってくれた(感謝)

計2台分のドアから良好な物を選別して

左ドアは全剥離までしたさ

まぁまぁ大変だったし、寒かった

なんだかんだでベース仕上がったので2023.12.12(やば汗)

サフェーサー塗布はBrosさんに塗装ブースを借用する事にした

ドアと塗料等々持ち込み夜行ったさ

な、な、なんと

借用どころか、塗ってくれました!(滅茶感謝)

とてもブツ付着無し、乾燥とかなり時短になりました!

 

そこから型製作段取り開始

他の依頼物も進めつつ

実際に樹脂使用が12月24日 イブイブ♪

繊維重ねてインナー終了

ひっくり返してアウター 

ここで新年明けました!の2024年1月2日

そぅ、毎日早朝毎晩やったさ

そうさ放置していた自分が悪い、自業自得なんだけど

そう、左右ドアでインナー/アウターと計4個の型を製作します

 

ドキドキの脱型   が、新年明けました!の2024年1月22日

慎重に検討して、段取り8分しただけあって無事に脱型 すんなり産まれた。

型の整備や型紙作り(ピース)等々でプリプレグ張り込み開始が1月26日

右アウター→インナー→左アウター→インナーの順で奥様と共同作業張り込み

基本的に小物、中物が奥さん担当なのですが日程的に厳しかったので

手伝ってもらった。

パーツ特性、積層構成など理解しているから任せて安心です(^^)/

 

 

張り込み終了してオートクレーブ焼き上がりが1月30日

あっと言う間に1ヶ月過ぎた,,,,,

問題なし!完成リミットまで約15にち 

 

 

展示予定の新製品エアロボンネットも同時に進行しつつ

トリミング、仕上げ

焦ってはいたが、今後製作する時のために学びながら、場合に寄っては治具製作したり、

で、カップリング、完成

すぐ重量計測

片側3.0kg

まぁまぁ狙い通り

ガラスフレームの剛性も良し

これなら高速走行でフレームよれる事もないだろう(^^)v

 

アウターモール取付部分(爪返しフランジ)

 

ヒンジ取付、ロック取付部分

 

 

全体

日々勉強

自分にとっては難題でしたが良い学びとなりました

達成感MAXでした

 

 

 

エアロボンネットにつづく