匠's Blog

プリプレグの種類

まだ富士山は真っ白ですが、、、今日は暖かかったですね。自分だけですかね?

本日スタートはリサイクル作業から

プリプレグは紙管に巻かれて段ボールに包装されて入荷します

溜まった約半年分の紙管と段ボールをリサイクルセンターへ

なぜ半年でこんなに?って事で

御殿場炭素繊維組合で使用しているプリプレグの種類を説明します

上から3K綾織り→12K平織り→12K綾織り→UD→CK(ケブラー)→開繊(カイセン)の主に6種類です

《主な繊維の厚みは3K綾織り=0.22mm 12K平織り=0.45mm 12K綾織り=0.75mm》

基本、表層には3K綾織りを使用し、その後の構成はパーツによって使い分けします

例えば、

・外板パネルなどは積層による組み合わせ 3K+12K平織り=T0.6mm or 3K+12K綾織り=T0.9mm

・アンダーパネルなど剛性かつ軽量が要求される部分には厚めの積層+ハニカム

・GTウィングなどW方向の剛性が要求される部分にはUDを多用積層

などなど、過去の経験値から選択します

 

参考にハニカム(ペーパー)の種類は

上から5mm→8mm→10mm→20mm

こちらも各パーツの要求度で決定します

 

AE86ルーフの場合

下から積層順に3K綾織+UD縦+UD横+CK=約T0.8mm

UDを使用することでハリがあり、CKを使用することで車内の見栄えを考慮した構成になっています

 

今日の作り物

AE86ドアと同時進行でAE86レース用ルーフ

ドア製作日数は開始から約10日位掛かります